私が子供の頃、学校で、人にとっての三大栄養素は炭水化物、タンパク質、脂質と習いましたが、最近ではビタミン、ミネラル、微量元素や食物繊維がなくてはその、三大栄養素の役に立たない事が言われています。
その事は農業における窒素、リン酸、カリウムの三大肥料信仰と似ています。
化学肥料を基に作られた農作物は栄養に偏りが出やすく病気になりやすいため、農薬で補おうとします。
さらに化学肥料を使い続けるため連鎖障害が起こりやすく土地も地下水も悪影響が心配されます。
そんなことに気づいた近代農業では、やっとミネラルや微生物の重要性を認めだし、有機農法を科学的に検証し始めています。
私の地元新潟県の長岡市では特別栽培米が進められていて農薬使用を以前の半分以下に抑えるなどの活動が盛んにおこなわれています。
自然の有機物を発酵させて作った肥料を使い多くの微生物が息づく農地で育った作物ほど、栄養価のバランスも良く病気に強いので農薬も必要なくなると言います。
そんな事を考えて、私たちの腸の中の微生物の事に戻ると、土の中で微生物によって分解された栄養素を、作物の根が吸収するのと同じで、私たちが食べたものは、唾液や胃液に含まれる酵素や酸で溶解された後、乳酸菌などの腸内細菌によって吸収しやすい栄養素に分解され体内に取り込まれます。
今まで繊維質の多い野菜食が中心だった日本人の腸は欧米人の約倍の長さなので腸内の微生物数も倍必要になります。
ところが肉食が多くなり食べ物が腸の中に長く留まると異常発酵を起こしたり腐敗酵素が生じるとも言われます。
そこで活躍してくれるのが玄米です。
なんと、玄米を食べることで腸内細菌が活性化されるという、とても興味深い現象がおきるようです。
そのカギになるのが、玄米に豊富に含まれるケイ素という元素です。
ケイ素はガラスや水晶を作りだしている元素で、稲はケイ素を多く含んだ食物なのです。
有機農法の世界では稲わらやもみ殻が土作りに好まれて使われています。
科学的に検証された結果ケイ素が微生物を活性化させることがわかったそうです。
ありがたいことに、ケイ素は体内でも同じ活躍をしてくれているようです。

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